ゆるやかTV blog

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ケイ×ヤク 第7話 感想

ケイ×ヤク(木曜午後11:59/日テレ)

 

夢から始まる。一狼がベッドで寝てるから、毎週見ている視聴者は最初から夢だってわかってしまう普通なら無駄なシーン。昼過ぎまで寝ていた一狼を英が優しく起こしに来る、朝ごはんを作ったよって。ぎりぎりの毎日の中で、心配事がなくなって何も考えずに眠れて側にいてほしい人に起こされる幸せな夢を見てしまうと現実の過酷さに悲しくて切なくなる。英が朝ごはんを作るはずがないと夢だという一狼の頬を夢か確かめようと英がつねるんだけど、これはおまけへの伏線。

 

総理が理髪店で髭を剃ってもらってたけど、理容師役に平田満。最近良きパパ役が多かったけど、もう明らかにただの理容師じゃない。だって総理ちょっとビビッてんじゃん。平田満の目が笑ってないもんね。いい役者さんがいるとシーンが締まるわぁ。ここでは議員の2世たちを始末したり20年前の爆破事件にも関わっている林という諜報員が総理に後は任せるように言ってた。もうさ、怖そうなのよ、権力者と闇の力が凄すぎて一狼たちを案じてしまう。

 

英は舎弟たちを動かしながら兄貴分の中村が峰上組と敵対する志尾組の組長とも接触している証拠を見つけ、バレたくなければ20年前の爆破事件について知っていることを話すように脅す。中村は当時下っ端だったので詳しいことは知らないが、当時の峰上組の若頭の山田に野々村(眞島秀和)を事務所に連れてくるように言われたと話す。山田が志尾組を立ち上げた人物であることから(今は引退して消息不明)、現在の志尾組の組長に山田を紹介してくれるように頼むよう英は中村に命じる。

 

まるでデートのように中華料理店にいる二人。グラスを持つ犬飼くんの手がキレイなこと。これは中村と志尾組の組長の話を聞くために一狼と英は待機しているだけ。しかし中村の前に現れたのは林。林は一狼たちが話を聞いていることを分かった上で、千夏が危険だということを匂わせる。英は一狼に千夏を守りに行くように言い、二人はガッチリ手を取り合って別れる。

 

無事が確認出来た千夏を一狼はバレンタインのチョコのお返しだと英の家へすき焼きに誘う。昔二人で同じ夢を見たことが何回かあった話をした時、千夏が実はあれは嘘で一狼に心を開いてほしかったからだと告白する。一緒の夢を見たら運命だと。千夏は英に嫉妬っていうか一狼が惹かれてると思って複雑な表情してたね。

 

英は中村から山田と会う連絡を受けて一人で向かおうとする。そこへ山田本人が現れる。ほら、理髪師〜!!満〜!!

 

(千夏を英の家に連れて行く時も、その後も周囲の安全確認をしてくれる莉音さんグッジョブ!自分も命狙われてるのに無理しないでね!)

 

待っても帰ってこない英。そこへ英の舎弟から一狼に電話。英が携帯を置いたまま姿を消した。一狼は莉音から拳銃を受け取り、英のいる理髪店に。英は山田に髭を剃られているところだったって、ここ!どうして髭剃られることになった?あの体勢絶対不利じゃん。危ないじゃん。一狼が来てくれて拳銃の音で山田は何もしないで帰してくれたけど、やばかったぞ。帰りながらホッとした二人はギュッとするんだけど(身長差素敵)、見てる側からするとちょっと唐突なのよ。出来れば山田と英の髭剃られるまでに至るやばい緊張感のシーンをしっかり見せておいてくれれば、二人がギュッとせずにはいられない感じが出たと思うのよ。英が素直にありがとうって言うほどの恐怖よ。放送時間の関係もあるけどね、丁寧に見て行きたい作品じゃん。今回、急にボディタッチ増えた印象よ。そこに至るまでの経緯大事!でも、一狼が理髪店から出るまで山田に背中を見せなかったの刑事っぽくて良かった。細かいとこまでしっかり作ってる。

 

帰った二人は千夏とすき焼き食べて英が千夏に今朝見た夢の話をするわけ。料理なんかしないのに一狼のために朝ごはん作った夢の話。もしかして一狼と英は同じ夢を見てるんじゃないかな。それは運命のよう。

 

一方中村は山田の手にかかっている…

 

とりあえず誰一人死なず、幸せな未来が来てほしい。次回はバシバシ戦闘モードなようなので、気合入れて見るべし。