ゆるやかTV blog

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ゴシップ 最終回 感想

ゴシップ(木曜午後10時/フジテレビ)

 

これ、来た!最高の最終回じゃない?最&高!!

 

まずは、凛々子と仁和の出会いね。凛々子のお母さんのお葬式。高校の時に世話になったからと仁和が来るのね。凛々子は名字をかえて生活してたんだ。あのゴシップのおかげででそんなに大変だったか。でも、お母さんが亡くなって「瀬古凛々子」で生きるって決めたんだ。仁和が「凛々しく堂々と生る様を見届ける」って言ってくれたんだね。そしてクスノキ出版に誘われて働くことに。

 

な~の~に~、今の仁和は凛々子のこと避けて遠ざけるのね。

 

一方、一本は就活生からクスノキ出版の人間から性的被害にあった話を聞く。飲み物に何か入れられたせいで、覚えてるのはタクシーで見た招き猫だけ。客観的な証拠が必要と言われた女子学生(生田絵梨花)は、帰ってしまう。

 

事件を調べようとした矢先、カンフルNEWSが今週いっぱいで閉鎖になることに。仁和~、やりやがったな~。仁和に従わなければクビと言われた仲間を助けるため、わざとカンフルNEWSのメンバー(仲間!)に「あなたたちは必要ない」と言って遠ざける凛々子。

 

タイトルが入る時の○○ってペンで書く音がするやつ、好きだわ~。いつも絶妙なとこに○するやん。

 

胸がざわざわして、心ここにあらずの凛々子が赤信号で渡ろうとしたところを止めてくれたのがカンフルNEWSの元編集長(生瀬勝久)。そうだよね~、一話だけなんてもったいないもん。「君が知りたいことはもうないの?」って優しく凛々子に聞くわけよ。生瀬さんとの会話でコーンスープ缶の粒を残さず飲む方法があるのかって出てくるのよ。死ぬまでわからないかもって。これもね~、いいよね~。

 

下馬はおばあちゃんの介護でいっぱいいっばい。椛谷は息子っちに「ちゃんと考えなきゃいけないのはおやじの方だろ」って言われる。こういうシーンをきちんと描くことが見てる方にもそれぞれのキャラに愛着を持たせるよね。ゴシップのいいところはさ、それぞれのバックボーンも短い時間でしっかり描いてて厚みがあるとこ!

 

凛々子を標的にしたフェイクニュースが東西オンラインからあがってしまう。案の定凛々子は迷惑YouTuber(前にも出てた!ここもいいよね)にからまれる。そこに根津~!!いいコンビなんだよね、凛々子の真っ直ぐさと根津の機転のきくとこ。見所シーンがいっぱいよ。

 

凛々子は一人で招き猫を乗せたタクシーを探してた。根津の発案で助けてくれたタクシーを探す体のツイートが出回る。善意の人探し。今回のドラマの中ではありだけど皆気をつけてね(ストーカーが被害者を探す手段で使うときもあるから)。凛々子と根津のいるカンフルNEWSの事務所に一本と椛谷、笹目も戻ってくる。こう、仲間が集まってくるのいいよね~。カンフルNEWSがなくなるまで後3日!

 

一本は下馬が来ることを待ってるんだけど、おばあちゃんの介護が…。でもばあちゃんが言うんだよね。「しゅうちゃんなら走ればまだ間に合うのかね。おばあちゃん応援してはからね」。で、走りさるタクシーを追う下馬登場!!これ、下馬回で最初の仕事でサッカー部だったからサッカー選手の取材を頼まれるんだけど、そういうバックボーンが描かれてたから、下馬サッカーやってたから足早いんだよな(名前、蹴人だし)ってずっと見てきた視聴者にはわかるじゃん。こういうの連ドラの醍醐味よね。

 

いや~、最終回いいシーンやセリフがいっぱいで話したいことが多すぎる!!ひとうひとつ良すぎて進まないよ!!

 

目撃情報が底をついた頃、招き猫じゃないけど名前に猫がついてるタクシードライバーの情報が。話を聞きに行くとビンゴ!!女の子が嫌がってたって証言もとれた!

女子学生と話す凛々子。「PVが伸びるということは、それだけ読んだ人の心が動くということ。それだけあなたの声が多くの人に伝わるということ」ってよくない?これまた名台詞。その後に心ない中傷が来るだろうこともちゃんと話しててすごくフェア。

ドラマのクオリティー自体が弱いドラマだとゲストがいい演技すると記憶にそれしか残らないことがあるけど、生田絵梨花ちゃんも上手だったけど、話の一部にしっかりなってて、ゴシップのクオリティーの高さが伺えます!

 

ゴシップってタイトルやゴシップ記者の話だから、食わず嫌いもあって最初は斜めに見てたけど、凛々子を主役にすることやそれぞれの記者が元々は記者としての誇りや夢を持っていた人たちだからカンフルNEWSに関してはほんとにあってもいいと思うようになったよ。

 

で、女子学生が一度クスノキ出版に相談を持ちかけてその時対応にあたったのが仁和!仁和に頼まれて凛々子の嘘記事を東西に書かせたのが矢部。矢部は普段からカンフルNEWSのネタを他に流してたりしたんだよね。一本のところに来てたのは気があったからじゃなくて、そういうことかぁ(心が病気の人ね)。仁和と話してた相手の靴がめっちゃ綺麗で高そうだから、靴にはお金かけてるって言ってた矢部だと思ってたんだよね!さらっとしたお調子者で終わらなくて良かったよ一ノ瀬颯くん(リュウソウレッド!)。爪痕残したね!

(過去に登場した東西の記者さんがカンフルNEWSを認めたのとかもいいよね!)

 

矢部殴った一本のシーンも良かったなぁ。

 

仁和と凛々子が屋上で対面(最後でなんだが、なぜ凛々子は緑ばっかり着てるの?そんな説明今まであった?)。

結局仁和は凛々子のこと利用しただけ?2人のやりとりは揺れる表情で簡単じゃない人間の感情ってのが見えて、すべてが明らかになるわけじゃないけど、きっと2人の別れになるシーンがとても素敵だった。

 

カンフルNEWSがなくなる残り数時間で仁和のことも書かれた就活性被害の記事をメンバー全員の署名でアップする。

 

それぞれのその後をさらっと見せてるのもいい。笹目は海外に武者修行、一本は経理ケルベロス二世と呼ばれてる(一話見て!)、下馬はNFTで爆売れ(さすがにそれはって思うけど介護もあるから家で出来ることさね)、椛谷は東西に引き抜かれ(よっ、エース記者)、根津はフリー(凛々子を探してる)。凛々子は姿を消してたけど、漠くんの一言で検索したら「カンファーNEWS 」を立ち上げてた!

最後の根津いいじゃ~ん!辞書拾った顔~。

そしてさらっと缶のコーンスープのコーンを最後までたべられちゃう方法を言う根津。

2人の関係性、凄く良くなったね。大事な時に側にいてくれるのは根津だったしね。

 

いや、まだまだ話したりないのよ(義丹とか)。

ほんとにいい最終回で、この最終回を楽しむためにはぜひ1話から見て!!

 

黄実子さんと漠くんコンビも大好きだわ~。黄実子さんの優しさと美しさ、漠くんの動きとかもう芸達者!スピンオフで5分番組とかでもいいからお店に来た人に二人が料理出すのとかしてくれないかなぁ。