ゆるやかTV blog

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未来への10カウント 第8話 感想

未来への10カウント(木曜午後9時/テレビ朝日

 

 

全てが浅い…。

木村拓哉のドラマが視聴率二桁取れず、繰り上げ終了か、なんて記事も出てたけど、この内容で前回とか視聴率二桁に戻したのは木村拓哉だからに他ならないと思う。主役が他の演者さんなら視聴率、今の半分くらいなんじゃないか。

 

テイストが毎話違いすぎる。何が見せたいのかわからない。ボクシング部だけじゃなく、桐沢が公民も教えることになってボクシング部以外の生徒も注目株揃えて、学園ドラマだなと思わせといて何もなし。だって、公民の授業もっと面白いのしてくれると思うじゃん。生徒と何かしら打ち解けあって、ボクシング部に入部したりとかあると思うじゃん。なのに、桐沢が辞めて教頭が教えに来て校長に桐沢先生に戻してくださいって頼むのも裏で折原先生に頼まれてたって、軽っ。生徒役の子たちの扱い軽っ。

「ここは今から倫理です。」とか「顔だけ先生」みたいに一人一人の生徒をクローズアップしながら、木村拓哉の新たな一面を出していってくれても良かったのに。

 

もしくは富田靖子八嶋智人もいるんだから先生目線でも十分いけたでしょ。「僕の生きる道」とか職員室のシーン多かったけど、関係性とか良く出ててさすが名作だよね。キャストだけなら負けてないのに。

 

ボクシング部の子たちの扱いもなぁ。上部だけって感じ。良かったのは水野あかりのメイン回だけだよね。伊庭と玉乃井の恋愛ワチャワチャ回も必要だった?もしくはもう少し見せ方あったのでは?って思うし、江戸川が悪い先輩?みたいのに監禁されてたのも、どういう関係でみたいな説明なくて唐突だったよね?で、バリバリ桐沢殴ってたけどそれはいいのか、とか。せっかく虹郎出したのにこれまたどうなの。いじめられっこを助けた時とか、生徒が見ててとか、ボクシング部の皆がここぞとばかりに虹郎を助けて距離がギュッと近づくとかやり方いろいろあったでしょ。結局桃介は他のボクシング部のメンバーに受け入れられず帰ってたところ倒れるって何よ。追っかけてった奴らもちゃんと謝ってほしいとか、面倒だなぁ。で、腫瘍が見つかってボクシングが出来なくなった桃介に手を差し伸べるのが伊庭って。で、桃介の方からボクシング部に戻ってきたら都合良く皆喜ぶって、全くわからん。

 

桐沢と生徒の関係性も徐々にガチッとしてこなきゃなのに、「俺を信じろ」って言われて伝わってんのかと思ったら生徒たちは「俺を信じろって言われてもなぁ」って言ってるし。響いてるの折原先生にだけじゃん。なんか全部がバラバラ。説明台詞も多いよなぁ。

 

もう来週最終回じゃん。見るよ。木村拓哉だし。でも、木村くんもなかなかいい作品に恵まれないなぁ。木村拓哉という看板は伊達じゃなくて、話が面白いと相乗効果で爆発的なヒットを生み出す。ただ、話が面白くなければヒットはしない。当たり前のことだよ。