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石子と羽男 第1話 感想

石子と羽男(金曜夜10時/TBS)

 

弁護士の父親(さだまさし)がぎっくり腰になり、慌てているパラリーガルの石田硝子(有村架純)。代わりに急遽離婚調停の場に現れたのが中村倫也演じる羽根岡佳男弁護士(中村倫也)。

奇抜な雰囲気の羽男に良い印象を持たない石子だが羽男は父親の事務所に勤めることが決まっていた。

 

弁護士ドラマらしい出だし。中村倫也有村架純の相性も悪くなさそう。ちょっと小さい二人だけど。中村倫也は見るたびに違う人で、今回も同じ枠でやった「凪のお暇」のゴンと同一人物が演じてるとは思えない。不思議なことに凪やはじ恋では感じなかった小ささが感じられるのは羽男の実は自信がないところが現れてるのか。一緒に行動する有村架純ちゃんも小さいからか。見た目的にはもうちょっと身長差があってもいいかもとは思う。キャラ的に。

 

羽男の奇抜な振る舞いは自分のブランディングのためだったことに早々に気付く石子。そこに大庭蒼生(赤楚衛二)から羽男に依頼が入る。蒼生は実は石子の高校の後輩だった。これ、蒼生は石子のこと好きなフラグだな。高校生役の赤楚くんもとてもよろしい。無駄カットじゃなかったぞ。喫茶店から勝手に充電したことにより100万円の支払いを求められるが、すぐに諦める羽男に対し、事務所の経営が困窮している石子は喫茶店の経営がうまくいかず賃貸料を滞納していることを調べ、喫茶店にも蒼生にも助けになるWin-Winの提案を羽男にさせる。

 

石子は頭もいいし度胸もあるが、羽男は羽男で一度見たものを忘れず細かいところに気付く男。蒼生の本当の悩みは別だと気付く。それは会社で行われているパワハラだった。蒼生を助けて現在パワハラされている同僚役に小関裕太。赤楚くんとの立ち姿がメチャメチャ麗しかった!バディものとか見たくなったぞ。

 

二転三転しながらも石子と羽男がパワハラを立証していく。勧善懲悪みたいに誰かをつるし上げるのではなく、町弁らしく、皆を助けてあげるのもいい。喫茶店も賃貸滞納ですぐに立ち退かなくていい方法を教えて逆に充電OKにして繁盛させたり、パワハラ支店長にも救いの手をめっちゃ差し伸べるとことかね。皆が弁護士に相談してくれれば事務所もWin-Win!!

 

ちなみに羽男は羽根岡が自分でつけたネーミング。石子はその固さから羽尾男がつけたネーミング(元々のあだ名でもある)。

 

悪くないです!結構いいです!

すぐに諦める羽男。めっちゃデキるのに弁護士じゃなくてパラリンガルの石子。二人の性格の違いがタッグを組むことに不可欠なことはわかるし。羽男が諦めがちになったトラウマとか、石子が弁護士になってないこととか、これから話とうまく絡めて表現してもらえるのを期待。

 

赤楚くんが1話ゲストじゃ持ったいなさすぎると思ってたら最後にアルバイトとして事務所のブレーンになったね。すでにいい空気感の二人にどう入っていくか見ていきたい。

 

「日本人は弁護士に頼むのは最終手段」ってわかる~。でも石子と羽男のいる事務所なら相談しやすいかもと思わせてくれる。

町弁なので地味な感じはあるが、身近で役に立つ憲法判例が出てきて興味深い。身近な感じで面白かった「カバチタレ!」(こちらは行政書士)みたいに名作になること期待してます!