ゆるやかTV blog

TV好きのゆるやか感想ブログです

初恋の悪魔 最終回 感想

初恋の悪魔(土曜夜10時/日テレ)

 

最終回、泣いたわ~。ふわ~って涙が出る感じ。もちろん、最後の鈴ちゃんと星砂ちゃんのとこで。

 

最終回は星砂ちゃんをかばって森園っちが刺されて、ど~なっちゃうの?ってとこからスタート!

小鳥んが車動かして戻ってきたら玄関先に血!独り言(めっちゃ面白い。ドキドキしながらもいい緩和材)を言いながらも扉を開け、中にも血が落ちてるのを確認。逃げても良かった、むしろ逃げて誰かに連絡!って思ったけど、総務課の友達と刑事課の友達に電話して、出ないから一人で確認しに。大好きなあの娘からの電話もお喋り記録更新したけど、現状を伝えることはせず…。危ないもんね。で、案の定、小鳥んも捕まってしまうわけで。

 

小鳥んからの電話に気づいた鈴ちゃんと悠日は踵を返して戻るんだけど、雪松の息子が巧みに嘘をつくわけ。でもね、サイコパスで人格破綻してるから森園っちの携帯が玄関に落ちてる時点でしどろもどろ(逃げ切ろうと思ってないしね。ハサミ隠し持って殺す気満々だしね)。鈴ちゃんがさすがは刑事で傷を追いながら、雪松の息子を追いかける。二階に立てこもった犯人に悠日は三人が無事か問いかける。そうこうしてるうちに雪松が息子のメールを見て鈴ちゃんちにやってくる。自分がやったという雪松に鈴ちゃんは終わらないと諭すんだけど、雪松よ、もうちょい早く気付こうぜ。小学生の時はギリとして(ダメよ、ほんとはもちろん)、次の殺人では諦めろって。にしても、数十ヵ所もなんで刺したんだろうなぁ。最初のは水死でしょ。2件目からは異常な攻撃性が出てしまったのか。だけど一件目同様靴を脱がせて父親に相談すればいいと思ってる。情緒が育ってない。恐っ。LINEがピコンピコン、怖~。見せ方がうまいよね~。

 

ここまで来たら警察に連絡してもいいじゃろがいって思うけど、鈴ちゃんは悪魔には悪魔ってハサミをとりだし、悠日に渡すんだよ。油断させて出てきた雪松の息子と揉み合いながら一階に。その間に悠日が三人の生存確認。もう少しで殺しちゃいそうな鈴ちゃんの耳に悠日の「生きてる!」の声。鈴ちゃんは自分を取り戻し、手錠をかける(鬼気迫る林遣都ブラボ~!菅田っちの弟くんもいい表情してた!)。いや~、雪松が森園っちと話した時からそうだけど、もう観念してたから助かったね!雪松が息子に加勢してたら終わってたもんな。

 

鈴ちゃんちには警察が来て、小鳥んたちは病院に。最初に目を覚ました星砂ちゃんは悠日のことが好きな星砂ちゃんだった。喋り方ですぐにわかった鈴ちゃんは悠日に後をまかせる。小鳥んと森園っちも命に別状無し!セーフ!!(にしても今回はなんで過去の事件のようにめった刺しにしなかったんだろう?衝動的に刺してるように見えるし、やるならめちゃめちゃ刺してそうな。皆さん軽症だったようで。まぁドラマ的にさすがに最後皆死んじゃってたら、後味悪すぎだもんね)

 

で、事件が終わってなぜだか悠日と星砂は鈴ちゃんちに居座ってるわけ。二人でパジャマ着てさ。悠日は事件が解決し署長が捕まったことで総務課に戻れることに。何で二人は鈴ちゃんちにいたんだろって。すぐに新しい家の住所を伝えれたってことは、鈴ちゃんが心配で一緒にいたのかな?でも二人を見てなきゃいけない鈴ちゃんは辛すぎるよ。思ってての行動でも無神経さ~(一緒に暮らすなら小鳥んでいいじゃん。自転車倒したとき小鳥ん来て!って思ったさ)。

二人がいなくなったら淋しくて靴下散らかしたりゴミ散乱させたり、捨てたはずの二人の家の住所のメモ書きを探したり。出てきたのはリンゴ。リンゴの剥き方まだ教えてないじゃん…。

 

風がふく夜、夢のように鈴ちゃんの星鈴ちゃんがやってくる。もう消えちゃうから伝えとくって。今までの感じだといなかったものとしてって感じだったもう一人の星砂ちゃん、来てくれて「好き」ってちゃんと伝えてくれてホントにありがとう。好きだって言ってもらった鈴ちゃんの心が明かりが灯って大事なものが出来たようで。この一回の好きが鈴ちゃんにとって今後の人生の大事な核になると思う(昔からかわれたことを代わりに怒ってくれてありがとう。ちなみにこのくだり漫画「3月のライオン」で、子どもの頃いじめられてた主人公が今いじめられてる少女が負けないって私は悪くないって言ったことで過去の自分が救われた感じを思い出した。えっ、全然違う?孤独だった高校生棋士が暖かい家族と出会って成長する「3月のライオン」めちゃめちゃいいんで読んでない方はぜひ!)。人との出会いって大事。鈴ちゃんはお家をくれた女性や星砂ちゃんに会えたことで、凄く変わったよね。

 

二人はたくさんくだらない話して、ゲラゲラ笑って別れるんだけど、そのままだったら少し淋しく終わるところを新しい事件が起こったらしく悠日たちが鈴ちゃんちに捜査会議しに飛び込んでくる。さぁ、また皆でマーヤーのベールを剥ぎ取るんだ!

 

一話からちゃんと見れて本当に良かった。愛すべき登場人物(演技巧者の競演)たちと、胸に刺さる台詞の数々と忘れられない色とりどりのシーン。ドラマを見る前は刑事もので仲野太賀くんと林遣都くんのW主演とのことで、なんとなく凡庸なドラマを想像してたけど、とんでもなかった。前半は悠日、後半は鈴之介がメインだったように思う、このドラマ構成はめちゃめちゃ斬新だったんじゃなかろうか。

 

SPとかで戻ってきてくれないかな。小鳥んの恋の行方も気になるし、鈴ちゃんにだって新たな恋がやってきてほしい。ただ日テレだけにHuluでやりそうで恐いわ~。