ゆるやかTV blog

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ブルーモーメント 1話 感想

 「ブルーモーメント」(水曜夜10時〜/フジテレビ)
これ、「日曜劇場」か「月9」でやったらめっちゃヒットして映画化するやつやん(誰かの肝いりで新規の部隊。主人公がカリスマ。他部署との摩擦や連携、新人の成長等、ほぼ東京MER)。でもそ ういう枠じゃないから全体的に渋めの人選なのかと思ってみたりして(医者なのにそんな美人おるんかいとか救助隊なのに腕が細すぎて心配とか思わなくてすむ)。

晴原柑九朗(山下智久)は、朝の情報番組のお天気お兄さんで人気の気象庁気象研究所研究官。義理の父になるはずだった特命担当大臣(防災担当)園部肇一(舘ひろし)の肝いりで始まった部隊SDM(特別災害対策本部)の気象班統括責任者でもある。これから起動するSDMでの人手不足のために雇われたのが雲田彩(出口夏希)。 初めこそ反発し合う柑九朗と彩だが、雪崩による遭難者の救出にともなうSDMの初出動の中でお互いを認め合っていく。

ってお話。これ、よく出来ててなぜ柑九朗がお天気お兄さんをやっているかとか天気予報の意味とか避難する重要性とか察しろって言われれば察せるんだけど彩の目線からその行動や言葉でわかりやすく伝えてくれるから、子供でも容易に理解できる仕組みになってる。正直雪山に修理で入る人たちとかは雪崩に対しての基礎的な知識は学習済みだとは思うので柑九朗の訴求のおかげみたいな流れはう〜んと思ったけど、雪崩の際の対処法を冊子の画像をさらっと写しててこれじゃ頭に残ら ないな〜とちらっと思ってたら後できちんと柑九朗が言葉で説明してくれたおかげで、横に逃げるとかくぼみに逃げ込むとか息ができるようにスペースを作るとか覚えることができた。普段雪山に行くことがない人たちがこのドラマを見ていていざという時役立つかもと思わせられる。見てるだけで学べるドラマだな。普通なら医者か救助隊の方を主人公にしがちだけど気象研究所研究官を題材にしているから目新しくて楽しめるし。ただ、気象研究所研究官は指示は出せるけど現場で動けるわけではないので手詰まり感が出ないか心配だったけど、どうやら原作は漫画だそうで。それなら話題や展開に事欠かないだろうから安心。
1話の展開的に残った1人の遭難者は自然の怖さを教えるために助からなかったとかにするかもと思ったら、どうやらその遭難者は音尾琢真さん演じる消防班責任者の佐竹の関係者で。崖から落ちそうな遭難者を助けようとした佐竹ごと10m下に落ちてしまう。来週はこの2人を助ける展開。
山Pのドラマは「ランチの女王」「ドラゴン桜」で滑舌悪いけど役には合ってるしって思ってての「野ブタをプロデュース」でさすがに見とられんと勝手に苦手意識が出て、山Pの黄金期(「プロポー ズ大作戦」「コードブルー」「SUMMER NUDE」あたり)のドラマを見てないんだけど、今回の役は今の山Pの年齢で山Pだからこその当たり役になりそう。他の人が柑九朗を演じたパターンも想像してみたけど、ある程度経験値のある気象庁気象研究所研究官ってことでの年齢とお天気お兄さんとして人気を博すルックス、救助隊じゃなく気象庁気象研究所研究官だからこその線の細さとか(細マッチョだとは思うけど)、考えれば考えるだけ他にいないなってなりました。
水曜10時の枠でどこまで視聴率が上がるか(どんどん上がると思う。できれば日曜日とかにゆっくり見たいよ〜)楽しみだ!