ゆるやかTV blog

TV好きのゆるやか感想ブログです

リエゾン #1 感想

リエゾン(テレ朝/金曜夜11時15分〜)


これ、いいかも。

野志保(松本穂香)の「前髪切りすぎた」で始まる朝の風景。家の鍵も携帯の場所もわからなくて、最初は片付けられない人?くらいに思ったけど、同期の子からの電話で遅刻なんだとわかる。遅刻しそうな状況なのに前髪を切るって行為をしてしまうところ(時間把握のなさ)に、これはもしかして…と思わされる。
病院に出勤する志保。どうやら遅刻の常習犯だったようだが、薬の量の桁を間違える患者の命に関わるミスを犯して(看護師さんが確 認して患者さんは無事)、教授から医者になるのは無理だと告げられる(研修医なんだね〜)。
ここからどういう展開になるんだろう、息苦しいの嫌だなと思ってたら、志保は子どもの頃に住んでいた場所の近くにあった、親にも 内緒で勝手にお世話になっていた診療所の先生に会いに行く。そこは病院名が変わり「さやま・こどもクリニック」となっていた 。

志保がお世話になった医師で院長だった佐山りえ(風吹ジュン)は 亡くなっていて、甥の佐山卓(山崎育三郎)が後を継いでいたんだ けど、クリスマスパーティーの様子や「さやま・ こどもクリニック」の人たちの大らかな対応でドラマを見ているこっちもほっとさせられた。
児童精神科の病院であることから、発達障害学習障害など様々子どもたちが来ることで問題もたくさん起こるんだけど、お母さんた ちの不安げな様子もつい声を荒げて怒ってしまうところも、きちんと発達障害の子どもの行動が描かれているから身にしみた。
志保は居合わせたADHDの女の子の気持ちに寄り添ってあげることで、女の子から信頼を得る。佐山に頼んで自分を診察してもらい 、ADHDの可能性が高いと言われた志保は医者を諦めようとするが佐山から諦めないように諭され「さやま・こどもクリニック」で研修するようなる。

流れも自然で難しいテーマを扱っているけど重くならず、金曜の夜にすぅっと見られる感じのドラマ。お母さん役に出て来る女優さんも演技派だし、子役の子たちはほんとうまい!川原瑛都くん出てたね(「コタローは1人暮らし」は名作なので見られる人はぜひ見て!)。

松本穂香ちゃんと山崎育三郎さんの配役はどうかなって一瞬思ったけど、はまってるんじゃないかな。特に佐山先生は海外に留学して たとか、料理が上手とか、エピソードが出る度に合ってるな〜と唸らされたよ。さて、志保に佐山が自分も発達障害だって告げたけど(予定を分まで刻むあたり、何かしらある)、次回はどうなるんでしょーか。ゆっくり見ていこうと思います。