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警視庁アウトサイダー #3 感想

警視庁アウトサイダー(テレ朝/木曜夜9時~)

 

きたきた!面白くなって来た!

一話終わりから二話始まりの架川と蓮見の銃の構え合いが良かったから、二話期待して見たんだけど(蓮見は両手で基本通り、架川は任侠映画あるあるの片手もち。さまになってるね~。でも実際に片手打ちしたら威力で腕ぶんってなるから無理ー!そこに水木直央がやってきて~の流れも良かった)、直央のキャラを出そうとし過ぎててはにゃ?ってなった。

 

しかし!三話にしてそれぞれのキャラがはまってきたぞ。正直、二話目までは架川が後ろ向きに歩くのも血を見ると倒れてしまうところも、上白石萌歌ちゃん演じる水木直央が必ず聞き返すのも架川と蓮見がBLだと勘違いするのも、優香さん演じる仁科素子が鉄オタなのも狙いすぎてて、な~んか白々しく感じてふわっふわっしてるな~と思ってたけど、ここにきてのフィット感。

 

三話はお母さんが失踪した五歳の女の子凛ちゃんが潤滑油になって、今までシラっとしてた刑事たちのやりとりや小ギャグが暖かくて可愛いものに!直央が先輩2人と時間差で「えっ?」っていうシーンも凛ちゃんのこと思えばこそで面白いし、凛ちゃんと後ろ向きに歩く架川は可愛く見える。仁科が仕方なさそうに架川を助けるとことかもなんだかんだ言って優しいじゃん!みたいな、全ての小ネタが肯定的に見られる!凛ちゃん凄い!

凛ちゃんの設定も良かった。ませた子どもかと思ったら、しっかりしてるけどちゃんと子どもで可愛い。架川に人を指差すなって、向けるとしたらこう!って教えられた手の向きを直央とカモーンにしてるのかっわいい!!

 

軽妙なやりとりもさることながら、直央の上司への熱い語り、犯人の家を調べるための皆で「電話なってますよ」の掛け合い、刑事って格好いいの体現。熱さ(テレ朝刑事ものだもんね!なんせ架川の携帯の待ち受けは「はぐれ刑事純情派」)と緩さのバランス!

三話は脚本、演者の個性の出し方、シーンの撮り方、全てが絶妙なバランスで成り立ってて本当に良かった。

 

最近悪い男役が多い味方良介くんも今回の犯人役は違和感無し。いい感じに気持ち悪かった!アンビリーバボーや仰天ニュースの外国犯罪ネタで出てくる女性を監禁する犯人だけど、自信満々なわりにけっこう抜けてて最後サックリ捕まっちゃう。あそこで妙な緊張感を持たせて引き伸ばさなかったところも爽快感に繋がってた。直央の演劇部で培った色気に惑わされるとかないだろ!って前回なら思ってただろうけど、今回は笑って見られたよ。

 

蓮見が実は何者で父親の冤罪を晴らそうとしてるとかがわかって、なんだかんだで架川と助け合うみたいだし、これからおかしな三人がどんな事件を解決するのか、一話完結の面白さと、全話に関係する蓮見と架川の追う事件がどうなるかも俄然楽しみです!