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6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱 #1,2 感想

 6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱(テレ朝/土曜夜11時 30分〜)

 

あ〜、しみる系ね。
橋爪功高橋一生が親子なんて、もう上手いとしかいいようがない 。
1話始めの夏の朝のシーンなんてナチュラル過ぎてそりゃ親子でしょーよ。


舞台は望月煙火店。望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は、コロナ禍で花火大会がないため仕事がない。航は星太郎 に個人向けの花火を始めることを提案するが、星太郎は乗り気になれない。いつもの1日が過ぎていくかに思われたが、航が倒れ「 すまん」という言葉を最後に亡くなってしまう。

冬が来て、1人で暮らしている星太郎は覇気がなく掃除さえもできない始末。そこへ手書きで「 あなたのためだけの花火を打ち上げます」と書かれたチラシを持って個人花火を注文しに水森ひかり(本田翼)がやってくる。 航が生前作ったチラシだった。星太郎は個人花火はやっていないと断ろうとするが作業場で音がして行ってみるとそこには航の姿が。 星太郎にだけ見える航は生前の航のまま星太郎にあれやこれやとア ドバイスする。航の後押しもあり、ひかりの花火を作ることに。誰 のために上げたいのか聞くが要領を得ない。「望月さんにとっての素敵な花火」というヒントだけでひかりだけが見る花火が打ち上げ られる、が花火を見たひかりは鼻で笑う。傷心の星太郎。そんな星太郎の前に再びひかりがやってきて望月煙火店に住み込みで働かせ てほしいと頼む。航は星太郎が苦手なことをやってもらえばいいと耳打ちし、ひかりも全部捨ててきたから帰るところもお金もないと 居座る。従業員となったひかりは掃除にHP作成、 ご飯も作る活躍ぶり。花火を鼻で笑われたことがどうしても気になる星太郎にひかりは自分がここにきた理由を語り出すって内容。

いや、星太郎と航が自然過ぎて役者さんとかどうなってんだろ。カットがかかったら普通に戻れるのだろうか。別の人格に?いや〜凄 すぎる。
で、本田翼ちゃん!これこれ、本田翼の正しい使い方。CMやバラエティの姿に引っ張られてドラマヒロインにありがちな明るくて健気で可愛いヒロインを振ったらダメなのよ。 このスンとしてる水森ひかりのような役こそ似合うのだ。感情があまり入ってないような、ちょっと斜に構えた早口の喋り方( なのに聞き取りやすい)。ニコニコしてないけど、 透明感は損なわれず暗い雰囲気もしない。高橋一生橋爪功に囲まれても全然おかしくないもん。どんな役でもタッチでもこなせる役者さんもいるけど彼女はそのタイプではない。でも、 得意とするジャンルはあるのさ。ナイス、テレ朝!

 

優しくて切なそうな、このドラマはしっかり撮り溜めてゆっくり見ていきたいと思います。