一回目、二回目を見た時になんじゃこりゃ、まるまんま「めちゃイケ！」のパクりじゃんって思った「呼び出し先生タナカ」。
「めちゃイケ！」とスタッフが一緒で同じ局ということで、オマージュ？リバイバル？とは思ったけど、司会のアンガールズ田中さんとシソンヌ長谷川さんのフワッとした司会と回答陣の中途半端な回答が、ナインティナイン岡村さんと佐野アナウンサーのキレッキレの感じに手練れのめちゃイケファミリーとの絡みとゲストの予想外な珍回答に爆笑していためちゃイケのテスト企画とは形は同じでも、おもんなっ、が先にきて二番煎じ感が半端なかった。
それでも今の世の中でめちゃイケのノリでやったら（おバカいじりとかの言い方が、けっこうスレスレだった）、コンプライアンスがどうとか言われるからこうなってんのかな？仕方ないかー、でももう見ないなぁ～って感じだったんだけど、たまにゲストが気になった時に見てたらだんだん面白くなってきて（小宮璃央くん扮する漢字の戦士とか、皆で本気だして踊った運動会とか、おバカキャラだけど音楽の授業では凄いとか）、田中先生の優しい感じと、生徒役の子たちとの交流が微笑ましくなってきて、これはいいぞと。
チョコを直で火にかけるなとか（調理はとんでもないけど、デコレーションが秀逸とか）、子どもに見せといた方が絶対いいじゃん！小学生に見せたい番組かもって思ってたら、実際に小学生をスタジオに呼んでみたりしてるし、4月から月曜8時にお引っ越しとな！
この引っ越し功を奏すんじゃない？あっ、でもどこかの局が月曜8時にteen向けのドラマ枠作るんだっけ？火曜の7時か8時なら間違いなかったんじゃないかな（ほんと見るもんないし）。現状の日曜9時は日曜劇場と被るから親がそっちを見ると見れないってこともあるしね。
ファミリー向けじゃなく、小学生に全力で寄せたことで「呼び出し先生タナカ」はめちゃイケの二番煎じじゃなく、現代にマッチした教養バラエティに進化した。コンプライアンスに配慮してることで、親は安心して見せられるし、勉強だけじゃなく家庭科や体育、音楽など必要な知識や得手不得手があることも楽しく受け入れることができる。
イッテQ!や小学5年生～など子ども向けの番組の勢いが昔ほどない今、呼び出し先生タナカ」に期待し始めている自分がいて、フジテレビの人、よくここまで立て直したな～と驚いてる。
にしてもここまで待った編成も偉いな。すぐ打ち切るじゃん、普通（いい番組なのに、なぜ？って時も往々にしてあるから基準聞かせてほしいけど）。
ぜひ今後も全力で子どもたちに寄せてあっけらかんと朗らかに学べる番組を作っていっていただきたい！
