ゆるやかTV blog

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女優若村麻由美の演技力がただただ光る「この素晴らしき世界」最終回

とにかく女優さん凄いなっていう。

若村麻由美さんの妙子と絹代の演じわけが上手すぎて前回終わりのスタジオに入った絹代が妙子だっていうのがすでにわかっちゃってたんだよな~。若村麻由美さんが「妙子が妙子なりに成長して絹代を妙子にしては上手く演技してる妙子」や「夏雄に向ける視線や受け答えで絹代そのものの絹代」を演じわけてて、どっちだかわかっちゃうんだよなぁ。これがドラマとして正しいのかは微妙なところ。絹代じゃなくて妙子だったのかっていうドキドキ感を見せたい時はあえて若村麻由美さんの演技をワントーンにしてもらう必要があったんだろうなぁ。

話としても全体的にフワッとしてて、夏雄が絹代を殺したかもって妙子が思った後の処理とか、息子の彼女が犯罪者じゃないかとか、薬を飲ませてタレントを死にいたらしめたディレクターとそれをもみ消そうとしたマチャアキは捕まらないでいいのかとか(マチャアキ、微笑んで絹代じゃないことは最初から気づいてたって、それじゃ成り立たなくないかい?)、いろいろフワッとOKになって進んじゃってて全体的にエッジが効いてない(生放送で妙子が大人のあり方を説いているところは、今話題の事務所を彷彿とさせてたけど、演説の後のスタジオのスタッフが拍手をするとこは現実だとしないだろと思われてることを知ったほうがいいと思う。しらけちゃったから)。

これが鈴木京香さんが主演だったらもうちょっとエッジが効いて違ってたんだろうか。

でもマキタスポーツ演じる妙子の旦那がきちんと叱ったことで心を入れ替えた部下の小さな成長や、ご都合主義かよとも思えるセシルの活躍や夏雄は絹代がほんとに好きだったこととか大団円で終わってなんだかんだで良かったよ。

次回の特別編が楽しみだもんね!