ゆるやかTV blog

TV好きのゆるやか感想ブログです

佐原先生と土岐くん 第1話感想

佐原先生と土岐くん(MBS/木曜深夜1時〜)

 

主演は八村倫太郎くんと岐洲匠くん(キュウレンジャーのシシレッド)!秀作だった「ワンルームエンジェル」の後枠、今や若手俳優の登竜門BLドラマ枠。
高校生の土岐奏(八村倫太郎くん)は地元で有名なヤンキー。喧嘩ばかりで他の教師から叱責を受けていた土岐を体育教師の佐原一狼 (岐洲匠くん)がかばう。そんな佐原に土岐は一目惚れ。土岐は佐原に会うために学校に通うように…って話らしい。こちら漫画原作のようだけど未読です。

ドラマ初っ端の八村倫太郎くんのタバコのシーンはね、後の飴ちゃんもらうシーンに繋がるから必要なんだろうけど、吸い慣れてない感出ちゃってたよね。地面にタバコを置くのも(ちゃんと草の上じゃなく石の上に置いて たけど)今だと不良役でもTV的にはアウトだなって思ってみたり。さりげに携帯灰皿に捨てるとかだともちょっとかっこよく見えたかもね。話自体はグイグイ進むね。土岐は素直で佐原先生のことが好きだってすぐに自分の心に気づくし、自分より佐原先生のことを知っている先輩が出てくると嫉妬するし。この先輩と同級生が土岐のこと怖がる中全く意に介さず土岐に話しかけてたクラスメイトは今後土岐の良き友達になっていくのかな。爽やかそうで楽しそうなので2話目もみようと思います。


BLもいいけど、このドラマの倫太郎くんの髪型を見て個人的に倫太郎くんには漫画「薫る花は凛と咲く」が実写化するとき(最近読み始めた!)には紬凛太郎役をやってほしいと思ったよ。名前の読みも一緒だしね。で、凛太郎の友だち宇佐美翔平役に山下幸輝くんとかいいんじゃないかなぁ。
 

この秋一番のBLドラマ!

当たれば海外ファンも一気に獲得するチャンス!と各事務所も各局も力を入れてるBLドラマ。秋にも何本かあったけど、1番を述べよと言われたらこれ!「ワンルームエンジェル」です(BLドラマだよね?そういうの関係なしにいいドラマだった)!
MBS毎日放送)作。正直最初天使の羽とかなかなかファンタジーは難しいぞと思ったけど、いや〜登場人物も少なくほぼほぼ主人公2人だけのやりとりなのに飽きさせず引き込まれたねぇ。幸紀の過去が壮絶(弟のくだり)!とか天使が実は自殺した高校生だったとかあるけど、それを無理に膨らませて血生臭くしたりせずに淡々と進む感じで主人公二人の現在の状況の演技で魅せる秀作でした。 最終回では多分二人とも別れが近いことがわかってて一緒にはしゃいで、海に行こうって。天使は他の人には見えないから、バス停で幸紀が天使に話しかけたり浮き輪に空気を入れたりとか普通ならまわりの目を気にするところだけど、そんなことはもう幸紀はどうでもよくて。天使さえいれば幸紀は良かったのに…。天使がいなくなって動けなくなった幸紀が部屋に落ちていた天使の羽1枚で人生をコツコツと確かに始めたこととか。もうねぇ、泣けるよね。最後に天使が同じ世界にやってきた幸紀に話しかけて終わるところも素敵でした。幸紀役に上杉柊平さんを選んだ方、めちゃめちゃ大当たりです!
他に見ていたのは「君には届かない」(TBS)、「君となら恋をしてみても」(MBS)(仮面ライダーバイス俳優二人がそれぞれ主演してます!)。どちらも良かったけどわりと内容的に似通ってて、「ワンルームエンジェル」が異質でよくできてたっていうだけです。「君には届かない」ヤマト役の前田拳太郎くんは「トクメイ!」の新米刑事役の方が似合ってて、「君となら恋をしてみても」龍司役の日向亘くんは「うちの弁護士は手がかかる」のパラリーガル役より優しい高校生龍司の方が魅力的でした。欲を言えば「君には届かない」 のカケル役の柏木悠くん(超特急)と日向亘くんでBLものじゃなくてもいいので青春ドラマとか見て見たいです。

 

 

2夜続いた音楽特番「テレ東60祭!ミュージックフェスティバル 2023」「ベストヒット歌謡祭2023」感想

2夜続けての放送になった音楽特番、「テレ東60祭!ミュージッ クフェスティバル2023」(11月15日放送)、「ベストヒット歌謡祭2023」(11月16日放送)。見る前は似たような番組かと思ったけど!?


まずは「テレ東60祭!ミュージックフェスティバル2023」!MCが 田中瞳アナウンサーってことだったけど出川哲朗さんがMCなのかと思って見てたよ。正直歌番組とは思えない内容と進行具合で微妙だったな〜。昔の映像ばかり流すのも懐かしい!って喜ぶ人もいるかもだけど結構退屈。見せ方に問題があるんだろうけど。最後に出川さん長嶋一茂さんIKKOさん等ゲストたちが歌って終わりっていうのもテレ東らしいっちゃテレ東らしいけど音楽番組ではないかなぁ。テレ東の音楽祭っていつももっと面白かったよなって思ったら国分太一くんがMCじゃないからか。いつも隣に広末さんがいてさって。広末さんが出られないのはわかるけど(別の女優さんでいいし)国分くんも外されたのか。そもそも出演者にジャニーズ(スマイルアップ)が一組も出ていない。紅白発表でも思ったけどジャニ ーがやったことは犯罪だし糾弾されるべきことだけど、今実際に人気があるグループや司会の実力がある人を外す必要があるのかな。 まぁ今年あたりはクレームいれる人も結構いそうで、なしの判断したのも仕方ないけど番組自体がつまらなくなったら意味ないよね。そんな「テレ東60祭! ミュージックフェスティバル2023」だけど、目をひいたパフォ ーマンスを見せてくれたのがDa-iCEと超特急の2組!Da- iCEはどの番組でもクオリティが半端なくて今回は「スターマイ ン」からの「ダンデライオン」。曲調の違う2曲を見事なパフォー マンスで魅せてくれました。歌もうまけりゃ、ダンスも上手い。で、超特急には嬉しい驚き。こちらも忖度からか地上波であまり見かけなかったので実際のところ認識できるようになったのは新メンバーが加入した後からで(遅っ)。ジェネ高や夜ブラなどでバラエティ能力が高いことはわかってたし、草川拓弥くんとか今なら柏木悠くんとか役者で頑張ってる人が多いなとかは知ってたけど、今回の「Lesson ll」って曲カッコよ〜。振り付けがいい意味で面白い(振付師さん誰だろ)!そして皆ダンスがうまい!コミカルな曲を歌って踊ってるとこは見たことあるけど、この路線もいけるんだ〜って。この2グループだけはリピりました。

一方翌日に放送された読売テレビ制作の「ベストヒット歌謡祭2023」は面白かった〜。公式YouTubeで「 ニューヨークの“裏”ベストヒット歌謡祭」やってくれてたんで(ゆるさが最高!)、本編がイマイチ(失礼)な時やCM中はYouTubeの方見たり、TVと同時に見たり(BE: FIRST、INI、なにわ男子のコラボ企画の時に見入るSKY -HIとか)出来て飽きずにずっと見れたな(DA PUMP香取慎吾くんのトーク力やばかったな)。番組自体アニソン~とかの企画ものもただ過去映像流すだけじゃなくてちゃんと分類分けして歌に繋げて魅せようって意識が高かった。MCは毎回宮根さんとウエンツくんなんだよね。宮根さん はちょっと苦手なんだけどめっちゃ感情こもってない進行具合が逆に面白くてウエンツくんがいいフォローしてるって感じでバランス 良かった。各アーティストの見せ方も工夫してて1曲歌ったら終わりじゃなくてコラボ企画や後半にもう1曲歌うとか、歌う場所やセ ットも気合入っててリアルタイムで見てたけど別の局にチャンネルかえようとか一度も思わなかったな。読売テレビ(関西@ 大阪城ホール)ということでなにわ男子と関ジャニ∞が出てるとこも良かった。体調不良で欠席のキタニタツヤくんの代わりに関ジャニ∞の丸山くんが(キタニタツヤくんが関ジャニ∞の新曲『アンスロポス』作ったからか?って思ったらどうやらご本人から前日にお願いされたそう)「青のすみか」を歌ったけど、丸山くん頑張ったな〜。普通なら1曲とぶとこだけど丸山くんが歌ったおかげで曲知らない人にも知られただろうし面白い試みだったね。ご本人のご指名だから丸山くんで全然いいけど、歌うまが集結してたので他の人のバージョンも聴いてみたくなったよ(BE: FIRSTのMANATOあたりで聞いてみたい。声質合ってそう)。そんな丸山くん所属の関ジャニ∞は「ジブリの名曲 8000人の大合唱」で子どもの扮装(いつの時代の子どもだよっ)していて、茶吹き出しそうなくらいおもしろかった。さすがだわ〜、関ジャニ∞さん。笑顔をありがとう。Mrs. GREEN APPLEは東京からの中継だったけど東京タワーが見える屋外セットが素敵だったしとにかく歌がうまい!曲がいい!もう紅白トリでええんちゃう?と思ったけど今年初出場なの?DA PUMPの「サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~」にニューヨークがダンスで参戦とかYouTubeとのコラボ具合もいい感じだし、純烈に「アイドル」歌わせるセンスが最高。コラボ企画もなぜ?ってものがなくて見ている方もパフォーマンスする人たちも楽しそうでまさにwin- winだね。最後までしっかり楽しめました(ちなみにいろんな駅に貼ってあった「# ytvからの招待状 ご出席をお待ちしております。」って各アーティスト名いれた謎の黄色いポスターもセンス良かった!なんだろって検索したもんな)!
さて、こちらの音楽番組でもDa-iCE凄かった〜。前日のテレ東歌謡祭とは全く違うMVの世界観をそのまま表現した「 ハイボールブギ」を披露。酔っ払ったように踊るのがまた凄い。工藤くんがまさかのMV通りの金色顔で登場とは(MV見てない人どう思ったんだろ。YouTubeでいつでも見れるのでぜひMV見 て欲しい)。そんなDa-iCEは今年も紅白出場ならず。 ご本人たちが出たい派なのに「CITRUS」「スターマイン」等バズり曲があって実力があっても出られない不思議。あのねNHKさん、ジャニーズを出さないことが批判されてるんじゃないんですよ(個人的にはほんとに売れてる今年の顔のグループはジャニーズでも出ればいいと思ってる)。今はいろんな分野でめちゃめちゃ人気がある人がいて、でも昔みたいに皆が知ってる人(曲)じゃないんですよ。だから日本の年越しの紅白は各界隈の人気者出せばいいけど実力がなくちゃ。ほら、演歌の島津亜矢さんとかカバ ー曲歌ってても彼女のこと知らない人でもお〜 ってなってちゃんと見るじゃないですか。あれですよ。パフォーマ ンスが高ければ知らない世代もちゃんと見るんです。そして紅白は 歌の合間やバックダンサーとか若手出演者の出番がわりとありますね。あれはやっぱり培ったバラエティスキルがいるわけです。そう いう意味ではジャニーズの人たちが重宝がられるのはわかる気がして。ジュニアの頃からバラエティに出させてもらえて技術力あるし ね(ジャニーズ以外のグループが出てこられない所以でもあるけど )。Da-iCEならそこらへんもばっちりですよ〜。めちゃめちゃ対応力ありますよ。なんせ結成12周年ですよ。日本の!年末に見たい歌番組作ってくださいよって、紅白さんへの愚痴に途中からなっちゃったけど(どこかの局で紅白に出ないアーティスト集めてダウンタウンかナイナイ司会で運動会と歌謡祭の年越し6時間番組とか作ってくれないかな〜)、2日続けてあった音楽特番は読売テレビの「ベストヒット歌謡祭2 023」の圧勝でした(個人的感想です)!!
 

見せたいものと見たいものの剥離がひどい「下剋上球児」

 下剋上球児(TBS/日曜夜9時〜)


こんなにも見たいものと剥離のあるドラマも珍しい!1話の感想でも書いたけど日曜劇場、野球、鈴木亮平で心に響かないってどう いうこと!?
プロデューサーや監督が狙ってやっていることが全て裏目に出ている感じ。球児以外の大人たちの物語にフューチャー、1話2話は球児たちの1ショットを外す、迫力あるシーンにするため試合の場面でアニメーションをはさむ。おかげで野球、甲子園、鈴木亮平で見たかった熱さや爽快感が全くないぞ。
球児以外の大人たちの物語をフューチャーするのは日曜劇場として悪くないとは思うけど(VIVANTのように少ない出演シーンでもキャラクターの感情を見せることができるのだから)、南雲先生の教員免許偽造の設定は明らかに必要なくない?全てにおいて正義を求めているわけではないけれどインスパイアされただけでノンフィクションとはいえ、原題の「下剋上球児」に関わった方々にも誤解が生まれそうだし、高校野球というモチーフで必要だったとは思えないなぁ。

制作側からすると高校野球というよりは間違いを犯した人間がどんな風に生きなおすかが本題のドラマだったのかな?だとしたら南雲先生が教員免許偽造するまでの流れをもっと丁寧に描くべきだよねぇ。じゃないととても山住にだけ真実を伝えて困らせたり、いくら続けてくれるように頼まれたからって3年間学校を騙し続けたり、言いづらいだろうけど嫁に一番に真実を話さないとか、 南雲って人自身が気持ち悪いのさ。教員免許偽造って罪を認め教師を辞めた絶望の淵で球児たちと出会い監督として人として成長していくって話だったらまだ感情が寄り添えたかもしれない。
TVerで球児のオーディションの特集をしたり、球児役の子たちに期待している感じを出しているのに彼らの良さを伝える前に3年生は卒業だし、日沖兄弟の傷害沙汰も兄弟、仲間、学校が1つにな れる感動チャンスだったのに南雲の闇に気が散ってあっさり終わった~。このままだと球児たちの名前も顔も覚えないうちにどんどん卒業していってしまう可能性大。「ルーキーズ」では名場面になった足の速い生徒のくだり(関川が陸上部ぶっちぎるところ最高!)や、ピッチャーの球が速すぎてキャッチャーが捕れないくだり(若菜と桧山の友情に泣ける)なんかも同じなのに、「下剋上球児」では遠くから説明見させられてるよう感じでさらっとしすぎててよー、脚本か?演出か?撮り方か?なんなん?見てる側が一生懸命面白さを見つけようと頑張って少し感じとれるくらいよ 。
監督やプロデューサーが野球シーンはどうしても同じような場面が出てくるから迫力を出すためにアニメーション入れたって言ってた けど、余計なことしたよね。監督さんたちは野球に全く詳しくないようだからこんなことになったんだろうけど、そもそも野球アニメだって野球シーンが実写より面白いってわけじゃないんだぞ。ドラマのタッチがポップで野球の試合シーンをおもむろにアニメにしちゃうとかならわからんでもないけど。
さぁ、南雲先生が自ら警察に出頭したけど、次週はさらに辛め展開かな。見てくのしんどくなってきたな〜。面白くなる日がくるのだ ろうか。頑張ってオーディションに合格したニチアサ俳優たちに日の目があたる日が来るのか、もうそれしか興味ないよ。
 

ゴーカイシルバーを思う

昨日俳優の池田純矢が特殊詐欺の受け子をしたとして逮捕されたニュースが流れた。

ショックすぎて目の前真っ暗になるとはこのことだ。たかだかニチアサ好きな自分がそうなんだから、関係者の皆さんは大丈夫だろうか?

ニチアサ勢としてはゴーカイジャーは特別な存在だ。35周年のアニバーサリー、過去の戦隊に変身でき毎回先輩ヒーローがゲスト出演し、そのヒーローたちに負けない個性と地球人でないにもかかわらず地球を守る変身前変身後も格好いい戦隊人気1、2を誇るゴーカイジャー。その中でも唯一の地球人役、過去戦隊をリスペクトし、海賊戦隊にその素晴らしさを伝え共に戦う追加戦士になるゴーカイシルバーを演じるのが実際に戦隊ファンで応募し役をつかんだ池田純矢くんだ。

そもそもに戦隊が好きだったってことはヒーロー魂があったってことだろ?それが特殊詐欺って?警察の演技って?そんなに生活が苦しかったのか?でも詐欺って?頭の中でクルクルまわる。

戦隊も仮面ライダーからも毎年たくさんの若手俳優が新たに出てくる。その中で一線で活躍する人のほうが稀だ。舞台に軸足を移すもの、芸能界を引退して別の道を歩く者、様々だけど、正直どの道でもいいから犯罪には手を染めてくれるな。

来年デカレンジャーが20周年の映画を上映することが決まった。めちゃめちゃ嬉しくて舞台になる高知にも遊びに行こうと計画を立てている。ヒーローには人を元気にさせる力がある。そして、時を経ても集まりヒーローでいてくれる彼らには感謝しかない。

だから、ゴーカイジャーもあの素晴らしい10周年の映画を見てこれから15周年、20周年の彼らを、過去戦隊に変身できる特殊さから他戦隊との共演もまだまだあると楽しみにしていたのに、もうそれらはきっと叶わない。

伊狩鎧は池田純矢ではないけれど、伊狩鎧を演じられるのは池田純矢だけだ。運動神経抜群で明るくトーク下手な演者のフォローをする姿が今でもすぐに思い出せる。どうして、どうして。見た目とは裏腹に繊細な人だなと10周年のころの記事を見て思った覚えがある。だからって。苦しくても辛くてもヒーローであることを心にとめていてほしかった。

今やYouTubeでも過去作品が見られるニチアサ作品。当時子どもだった視聴者だけでなく、今見ている子どもも一緒に見ている大人も皆が彼らをヒーローだと思っている。実際の撮影期間が終われば彼ら役者にとってはそれは過去のものだけれど、それでも忘れないでいてほしい。役者をやめてもいい、少々やんちゃしてもいい、ただ人として道を外れることだけはしないでほしい。

そして、今回間違ってしまった彼が今後立ち直ってほしいと(被害者の方もいるので安易にはいえないがそれでも)切に願う。

下剋上球児 第1話 感想

下剋上球児(TBS/日曜夜9時〜)


VIVANTにどハマりして、VIVANTのない日曜日を物足りなく感じていた者としては次の日曜劇場「下剋上球児」 をめちゃめちゃ楽しみにしていました!
鈴木亮平、日曜劇場、野球、ドラマのTBS、面白いに違いない!!番宣番組も録画し視聴、TVerのオーディション番組も視聴!9時には食事も風呂も終えて熱いお茶用意して待機。で、第1話の感想は…。

 

う~ん、悪くないと思うんだけど、いかんせんVIVANTのスピード感に慣れてしまったため、情緒ある三重の風景も素敵だけどなんとなくテンポに乗れない。ただのスポーツドラマじゃないと言いながら鈴木亮平さんや黒木華さんが番宣で生徒が輝くようにって言ってたから一人一人スポットが当たるのかと思ってたけど、なんだか関係性やそれぞれの名前も覚えないうちに(犬塚翔と日沖誠は立ち位置なんとなくわかったけど)、試合の日には人数揃ってたし。やっぱりTBSの野球ドラマと言えば「ルーキーズ」があるからね。あの個性豊かなニコガクナインが一人一人仲間になる胸熱展開見てた世代としてはなんだか物足りないんだよなぁ。

 

「石子と羽男」「最愛」「MIU404」「アンナチュラ ル」の新井順子Pと塚原あゆ子監督が手がけてるのが売りみたいだけど、脚本家は野木亜紀子さんじゃないしな。野木さん特有のテンポは早いが内容は緻密、各キャラが立ってる感じは難しいかなぁ。「最愛」の脚本家、奥寺佐渡子さんが脚本担当してるけど「最愛」見てないからわかんないや。

こっひー演じる地主で翔のじいちゃん犬塚が自由だな~ってクスりとはするものの、なんだろう、見る側が頑張って乗ってかないとちょっと退屈に感じちゃうかも。こっひー以外の大人たちの背景や個性もまだよく見えてこないし。

 

とにかく今後の期待は越山高校野球部所属の根室知廣役兵頭功海くん(リュウソウゴールド)、椿谷真倫役伊藤あさひくん(ルパンレッド)、野原舜役の奥野壮くん(仮面ライダージオウ)、ニチアサヒーローたちの活躍です!(VIVANTの展開の早さや伏線ばらまき等がお好きな方はぜひ現在ニチアサ絶賛放送中の「王様戦隊キングオージャー」見てくれ!脇役まで個性光る傑作です!)

 

あっ、「下剋上球児」スタッフ様、ドラマシーンとの剥離がひどいので早々に野球シーンのアニメーションはやめる方向性でお願いします!

いちばんすきな花 第1話 感想

いちばんすきな花(フジテレビ/木曜夜10時〜)


このドラマ好きな人多いだろうな。冒頭の小学校始まりで小学生時代のトラウマ風景から大人の出演者にかわる感じは良かった。最後さらに多部ちゃんのカットになるのは若干しつこかったけど。2人組にさせるような学校の先生は務まらないと塾講師をする潮ゆくえ(多部未華子)は高校時代からの友人(仲野太賀)を友人が結婚することで失う。出版社に勤める春木椿(松下洸平)は結婚を決め家具を買い引越しまでしたところで彼女が男友達と男女の仲になったことで捨てられる(さすがにこのタイミングでの彼女のやり方ないわ~。引っ越す前に言ってくれ。出来れば職場に言う前)。外見が可愛すぎる美容師深雪夜々(今田美桜)は女性からの僻みと男性からの期待に辟易している。佐藤紅葉(神尾楓珠)は、コンビニでバイトしながら売れないイラストレーターをしているが広く浅い知人しかおらず親友と呼べる人はいない。それぞれが違う角度で息苦しさ、男女間のやりきれなさ、2人組への思いを胸に秘めていたが、ひょんなとこから出会うことになってって 1話だったんだけど、それぞれのシーンが丁寧に描かれて、4人の現状に共感できてこれは期待できるぞと。
でもなぁ、あの4人の出会い方はさすがに都合良すぎだろう。初めて会った人に胸の内をいきなり話すのもなぁ。まず知らない人を家にいれないだろってちょっと冷めた感じはする。でもそれは名作と言われる「カルテット」とか「恋せぬふたり」とか苦手だった派の自分なので、多分多くの人にはめちゃめちゃ響いてる思う。気になったのはラストらへんだけなので視聴継続です!