ゆるやかTV blog

TV好きのゆるやか感想ブログです

ゴシップ 第4〜6話 感想

ゴシップ(木曜午後10時/フジテレビ)

 

第4話は下馬(野村周平)回。

一年前YouTuberが女性がめった刺しにされた家で肝試し中に姿を消した。その行方を探しあて記事にする話。

「あなたにしか出来ない仕事はない。あなたで良かったって仕事はある。」

このセリフ良かったなぁ〜。社会人なら皆思ってるんじゃないだろうか。特別なアーティストでもない限り自分がいなくなっても誰かが代わる。でも、会社としてはそうじゃなきゃ困る。モチベーションをどこにもってやっていくのか、迷うこともあるけど、凛々子のこの言葉には救われる。あなたで良かったって言ってもらえるような仕事は下馬くん、きっと出来るよな。

で、黒木華さんのポワポワ頭見てたら、ミステリの「整」くんやってくれたら、さらなるポワポワ頭の再現もしてくれて、似合うだろうなと思って。設定、女性で社会人にかえて「私は刑事でも監察医でも探偵でもなければ、検察でもホテルマンでも資格保持者でもないただの会社員です」って言ってもなんの違和感もないよ。

話的には心霊現象をでっちあげて失踪したユーチューバーはその家に一年間住んでいて、誰も探しに来てくれない焦燥感から自暴自棄になり、凛々子に火を付けようとする、って、さすがに一年も勝手に暮らしてたら誰か気づくでしょ!?めちゃくちゃよ〜。凛々子のいいセリフ聞けたから良しとするけどね。

 

第5話は真琴(石井杏奈)回。

この回までに次々とカンフルNEWSメンバーは凛々子の言葉や態度から、やる気スイッチ押されてきたけど、最後が真琴ね。真琴は戦力外って凛々子に言われてたけど、友だちのプロゴルファー結奈が心身疲労のため活動休止になる、からの彼女の取材上手く出来ず、からの悪質盗撮輩を捕まえる、からの凛々子のことを見直すみたいな流れ。結奈役の茅島みずきちゃんは大人っぽく見えるけどまだ17歳。実際に幼少期はゴルフでプロを目指していたという経歴の持ち主。OL役でも全然行けちゃう外見ね。太陽にほえろに学生なのに署員役で出てた浅野ゆう子みたいだな。「ここは今から倫理です。」の演技鮮烈だったなぁ。若いのに上手いんだよな。

この回で真琴が漫画の編集者になりたかったことがわかって、次回にも繋がる感じ。

 

第6話は凛々子の過去がわかる回。

真琴がネットで見つけた凛々子が中学生の時に同級生を殺したって噂の真実と売れっ子漫画家の過去の罪から断罪される話が平行する展開。

売れっ子漫画家の話は女性タレントAさんの万引き話とOさんのオリンピック開会式の音楽担当?を外されたのとの混合設定よね。でもドラマだから結局漫画家は過去に万引きしてたけど、書店の閉店は万引きが原因じゃなかったと。今では店主だった人は漫画家の漫画が好きで子どもの書店でま推してて、和解するんだよね。Oさんとは罪の質が違うし、展開としては落ち着いたよね。漫画家の娘さんには罪はないしね。You Tubeってあんまり見ないんだけど、娘さんに生卵投げるようなあんなひどいユーチューバーって本当にいるのかな?あれ、犯罪でしょ?ドラマだから誇張してるだけかな?

見どころは凛々子の中学生時代を演じた山田美紅羽さん。喋り方が黒木華さんの凛々子とそっくり同じ!最初声のみ黒木華さんが吹き替えてるかと思ったくらい。もう凛々子にしか見えない。

もちろん凛々子は同級生を殺してなくて、同級生の女の子は凛々子と友だちになりたくて、他校のヤンキー仲間と手を切ろうした際に度胸試しで中洲に行こうとして命を落とした。その事実はカンフルNEWSのメンバーもそれぞれ調べた先で知り、亡くなった同級生の弟でなぜ凛々子に近づいたか怪しく思えた笹目も、凛々子が犯人なのではなく、姉が友だちになりたかった人って知ってて一人の男として出会ってみたかったと根津に話すんだよね。

凛々子が笹目を呼び出して二人で話すシーン良かったな。2回見てやっぱりこのシーンで泣いちゃったもんな。友だちの定義を辞書で調べて同級生の女の子を友だちじゃないと思っていた凛々子。でも胸のザワザワは悲しいからザワザワしてまた会いたいからザワザワしたんだよね。それはもう友だちだよ。笹目と凛々子の静かなやり取りが凄く胸に沁みた回でした。