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PICU 小児集中治療室 第1話 感想

PICU 小児集中治療室(月曜夜9時/フジテレビ)

 

舞台は北海道。主人公の志子田武四郎(吉沢亮)と矢野悠太(高杉真宙)、涌井桃子(生田絵梨花)、河本舞(菅野莉央)はめっちゃ仲良しなんだね。冒頭は武四郎と悠太と舞は医大生なのかな?勤務先の病院が悠太だけ離れて寂しいみたいな。武四郎は舞が好きで舞はバスガイドになるって描写もちゃんとあったね。

で、自転車で移動している際に武四郎は通りすがった車に苦しそうな表情の女の子が乗っているのを見るんだけど、この子が朝ドラの子役で病気で亡くなってしまったことをニュースで後で知るのさ。

 

さて、時は過ぎて武四郎は家から近いからと決めた病院で小児科医をしている。どうやらお母さんと(大竹しのぶ)二人暮らしで、お母さんは舞と同じバス会社でバスガイドをしてる。舞は運転手の人と結婚してて、お腹には赤ちゃんが。武四郎は仕事も恋愛もどうやらポンコツキャラのようだけど、今いち伝わってこない。仲野太賀くんなら見事なポンコツやってくれそう(今日俺の今井見て!)。って、バラエティ色強く出したらいかんドラマだった。

武四郎のいる病院に新しくPICU(小児集中治療室)が出来ることになり、異動になる。子役の子が亡くなったことから知事がPICUのパイオニア植野元(安田顕)を引き抜いて作ったのだ(実は、知事の心を動かしたのは子役の子が亡くなった時に武四郎が知事に手紙を出していたから)。ただ、今まで掛け合っても取り合ってもらえなかった各病院からPICUへの協力はなく、優秀だが口の悪い看護師羽生仁子(高梨臨!シンケンピンク!)と救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)とたった4人しかいない。

そんな中、女の子が救急搬送されるがすでに発症から時間が経っており、武四郎の前で亡くなる。泣くことしか出来ない武四郎に植野が悲劇を繰り返さないための方法を教えていく。

 

みたいな話~。あれだね、武四郎は「ナースのお仕事」のイズミちゃん的な感じ?違う?最初はどうしていいかわからないけど出来る先輩たちに教えてもらいながら、救命医として成長していく物語(同時進行で北海道にPICUが根付いていく物語)。

 

主人公のキャラ設定が良くわからないんだけど、出来は良くないけど人柄はいい子ってこと?これは吉沢亮くんで合ってるのかなぁ。吉沢亮くんって起用の仕方が難しい俳優さんだと思うんだよね。イケテない役やらせるには顔が綺麗すぎるし、現代のイケメンやらせるには闇がありそうだし、ご本人はきっと素敵な方なんだろうけど表情から心の中が見えにくいっていうか。だから、銀魂の表情が豊かじゃないイケメンアニメキャラとか、内に秘めたる熱い思いはあるものの普段は繕った笑顔の仮面ライダーメテオ(この時のイケメンビジュアル凄まじいよ。吉沢亮くんファンの方はぜひ見てね)とかはハマり役だったんだけど、この庶民的な心優しい青年は違うんじゃ…(はっ、大財閥の息子で小さい頃から親に押さえつけられ英才教育を受けてきた長男とかめちゃめちゃ似合いそう。鬱屈してる思いを隠して涼やかな笑み浮かべてそう)。高杉真宙くんと役を入れ替えるとまだしっくりくるかもだけど(高杉くんの役は出来る役でしょ?)、知名度的に月9は吉沢くんなんでしょうけど。

 

僻地治療、広大な北海道の景色(今回はさほど感じられなかったけど。病院の中が多くなると見せ方難しいね。ホワイトボードの説明ばかりになっちゃう)、これはうまく行ったら令和の「Dr.コトー診療所」になるかもと思ったら中島みゆきさんの声が聞こえてきて、ちょっと笑った。なるほど、フジテレビか。そうなる気満々ですね。Dr.コトーの初回ほどの秀逸さは無いものの(コトーの初回は良すぎるからね)、医療ドラマは鉄板ですから見ていこうと思います。